韓国語プラクティス100《CD付》

初級を終えると自分で文を組み立てたくなりますが、そのやりかたの書籍が意外に多くありません。大体が決まり文句を覚えるしかなく、敬語の多い韓国語では、場合によっては堅苦しいイメージの言葉になってしまい、「そう言いたいんじゃなくて」と思っているかたには一番に手に取っていただきたい。最初は「〜したいです」から始まって、徐々に「〜しようと思います」ときて「〜したいんだけど〜できない」とか「〜したいけど〜してもいいですか？」という自分の意志がこもった言葉を使えるよう、練習するための本です。著者の増田先生はNHKラジオの講師もなさっていますし、「つたえる韓国語」（これは初級者からでもいけますよ）も執筆され、（自分の気持ちを伝える）教え方には定評があるかたです。初級者向けではありません。そのため、もちろんこれにはカタカナルビなどは初めからありません。CDは付いていますが、文章のハングル文字が確実に読めないといけません。文字が覚えきれない初級者にはまだ少々早いので、そこそこ１年ほど勉強して「決まり文句はもう飽きた」とか「もっと感情のある韓国語が話したい」と切実なお気持ちになれば、この本が助けてくれるでしょう。レベルが限定されるのが惜しいので、星４つに。